あいあいペットクリニックのブログ

川崎市幸区にある動物病院です。開院して20周年になります。お電話は0445879557まで。

わんちゃんの混合ワクチン

こんにちわ。

週末にかけて暑くなるみたいですね。熱中症に注意しましょう。

 

ワクチンの接種はわんちゃんの重要な予防の一つです。

医療の進歩や意識向上によりウイルス性疾患の発生率は年々減っていますが、それでもワクチンを接種していなかったために感染し、命を落とすわんちゃんがいます。

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ワクチンの対象となるのは致死率の高い感染症や伝染性の高い感染症です。

犬ジステンパーや犬伝染性肝炎は発熱や神経症状があり、仔犬では突然死することもある恐い感染症です。

アデノウイルス2型や犬パラインフルエンザウイルスはケンネルコフの原因であり、伝染性が強く、咳をする等の風邪の様な症状があります。

犬パルボウイルス感染症や犬コロナウイルス感染症はこちらも伝染性が強く、下痢や嘔吐もあり仔犬では重篤化することもあります。

これらの感染症は6種混合ワクチンで予防できます。

 

8種混合ワクチンでは上記の感染症に加え、レプトスピラ感染症も予防できます。

レプトスピラは汚染した河川や野ネズミから接触感染します。🏞

発生は西日本で多いですが関東でも発生はあり、神奈川でもここ10年で4例の報告がありました。

レプトスピラには多くの血清型がありますが、そのうち神奈川で陽性例のあったカニコーラとイクテロヘモラジーの2種類を防御できます。

 

当院には6種混合ワクチンと8種混合ワクチンの2種類があります。

接種前には健康チェックも行い、糞便検査も無料で行います。

来院される際は体調が良い時に、便をご持参してお越しください。

※ワクチン接種の場合は18時半までに来院してください。

下痢の治療

こんにちわ。

今日はひどい天気でした🌀

  

たいていのわんちゃんねこちゃんは、一度は下痢で病院を受診されたことがあると思います。

下痢や嘔吐は有害なものを外へ排出するための重要な免疫反応ですが、体には大きな負担がかかります。

下痢の治療は、その免疫反応を妨害するのではなく補助を行い、原因を取り除いて下痢という反応を生じさせずに済むようにします。

 

当院で処方している療法食やお薬について一部紹介します。

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こちらは腸に負担をかけない消化性や栄養性、食物繊維含有量の高いフードです。

なかでもBLUEの療法食は、高品質な原材料と高い栄養価でリピーターも多く、特におすすめです✨

他にも膵炎や高脂血症があれば低脂肪食、慢性腸疾患やアレルギー体質の子には低蛋白食を処方したりします。

 

薬は整腸剤と下痢止めです。

整腸剤は、良い働きをする生菌を直接取り入れることで腸内細菌のバランスをもとに戻します。

その他、整腸剤によってはそういった有用菌の増殖を促す食物繊維や、消化を助ける酵素が含まれています。

下痢止めは、腸粘膜の保護の他、腸管運動亢進や有害細菌増殖を抑える働きをします。

 

たいていの下痢は整腸剤や下痢止め、療法食で短期間のうちに治りますが、それでも治りにくい場合はより詳しい検査が必要になります。

 

便の中に寄生虫や病原菌がいれば駆虫薬や抗生剤を処方します。

下痢で受診される場合は、少量の便をラップかビニールに包んでご持参ください⭐️

予防

みなさんは、ご自分の飼われているわんちゃんねこちゃんの年齢が、人間だと何歳くらいかご存知ですか?

わんちゃんねこちゃんの歳をとるスピードは、人と比べるととても早いものです。

いつまでも子どものように思えても、確実に歳を重ねています。

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以前は動物病院といえば具合が悪くなった時に連れて行くところというイメージでしたが、近年では治療以外にも、現在の健康状態を確認し、病気の予防をしていく場所だという予防医療の考えがだいぶ広まってきたように感じます。

当院はTeam HOPEに加入しており、全国の獣医師とチームとなって、わんちゃんねこちゃんとその家族が1日でも長く、今の楽しい毎日が続けられるよう、予防医療の大切さを発信しています。

わんちゃんねこちゃんが病気になる前に、健康だからこそ、予防をはじめましょう。

大切なわんちゃんねこちゃんの成長と健やかな毎日を、一緒に見守っていきましょう🍀

猫の展覧会 in 山手

こんにちわ。

今日は暑い1日でした☀️

さて、院長がまたまたねこちゃんの展覧会に行ってきたそうです🚶🏻

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お土産に買ってきた絵は病院の受付に飾ってあります。
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『令和ねこ』シール。どの子が一番可愛いですかね🐈🐈🐈🐈🐈🐈

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熱中症

こんにちわ。

明日は今年イチの暑さだそうで、だんだんと夏になってきましたね。

当院に通っている調子の悪いわんちゃん達も、一緒に夏を迎えられますように🎐

 

動物病院では5月から熱中症は増え始めます。

ペットの体が暑さに慣れていなかったり、ご家族がまだ大丈夫だろうと油断してしまったりするためです。

体高の低いわんちゃんにとって、特にアスファルトでは人よりもずっと温度が高く感じられます。

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わんちゃんやねこちゃんは足の裏にしか汗腺がないため、呼吸でしか熱を放出することができません。

短頭種をはじめ、高齢犬や大型犬、肥満や心臓病のわんちゃんは特に注意です。

わんちゃんは体温が上昇すると、パンティングという浅く速い開口呼吸をして自らの体温調節をします。

この体温調節が追いつかなくなると、パンティングに加えて息苦しい様子があり、やがてチアノーゼで舌が紫色になり意識がもうろうとしてきます。

一般に、体温が42度を超えると細胞への酸素供給の効率が下り、多臓器不全となって取り返しのつかないことになります。

 

ということで、暑くなるこの時期から室内や室外での熱中症対策をしましょう🌻

ねこづくし

こんにちわ。

 今日から病院は通常通り診療致します。

よろしくお願いします🎏

 

さて、我らが院長が、岩合光昭さんの写真展「ねこづくし」に昨日行ってきたそうですよ🚶🏻

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 岩合光昭さんといえばNHKの世界ネコ歩きで有名ですよね。

 

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日本国中のねこちゃんがかわいかったそうですよ🐈🐈🐈

 

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いい写真ですね〜✨

 

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楽しそうでよかったです🎵

私も行きたかったなぁ〜

誤食

こんにちわ。

家にいるとついつい食べ過ぎちゃいますね、いけないいけない💦🏊

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家族や友人などの集まりが増える時期になると、良かれと思ってあげてしまったのか勝手に食べてしまったのか、人の食べ物を誤食して体調を崩すわんちゃんやねこちゃんが多いです。

当院でも色々な誤食物がありました。

チョコレート、キシリトールガム、リンゴ、包装紙、シーツ、ユリ、タバコ...

早期に催吐処置をしたり、リンゴの丸飲み等は麻酔をかけて内視鏡で取り出しました。

 

食事中にねこちゃんがテーブルに乗ってニャーと鳴いてたら、ついついあげちゃいたくなりますよね😅

人の食べ物に慣れてしまうと、塩分・糖分の摂り過ぎやタンパク質等の栄養不足になることがあり、やっぱりねこちゃんわんちゃんにとってはよくないです。

おやつをもらってる子は健康診断の検査値でも異常が出ることが多い気がします。

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また、わんちゃんやねこちゃんにとっては命取りになる食べ物もあります。

ネギニラ🌱は赤血球を破壊して貧血を起こしますよね。

5kgのわんちゃんなら100gのタマネギの4分の1程で中毒となるそうです。

チョコ🍫に含まれるテオブロミンは大脳や呼吸の興奮作用があります。

50gの板チョコを4枚食べると中毒になるそうで、高カカオだとさらに注意です。

ブドウレーズン🍇は少量でも腎不全を引き起こします。

キシリトール🍓低血糖や肝不全を引き起こします。

その他、ナッツ、アボカド、牛乳、魚介類、刺激物などお腹をこわす食べ物はたくさんあるんですね。

 

 

誤食してから2時間以内であれば病院で吐かせる処置を行うことができます。

何ともなさそうだし少し様子をみようとしていると、結局はわんちゃん達により負担をかけさせてしまう恐れがあります。

中毒を起こす量も個体差がありそれぞれですから、大丈夫だろうと自己判断せずに、まずは病院にご連絡ください📞