こんにちわ。
明日は今年イチの暑さだそうで、だんだんと夏になってきましたね。
当院に通っている調子の悪いわんちゃん達も、一緒に夏を迎えられますように🎐
動物病院では5月から熱中症は増え始めます。
ペットの体が暑さに慣れていなかったり、ご家族がまだ大丈夫だろうと油断してしまったりするためです。
体高の低いわんちゃんにとって、特にアスファルトでは人よりもずっと温度が高く感じられます。
わんちゃんやねこちゃんは足の裏にしか汗腺がないため、呼吸でしか熱を放出することができません。
短頭種をはじめ、高齢犬や大型犬、肥満や心臓病のわんちゃんは特に注意です。
わんちゃんは体温が上昇すると、パンティングという浅く速い開口呼吸をして自らの体温調節をします。
この体温調節が追いつかなくなると、パンティングに加えて息苦しい様子があり、やがてチアノーゼで舌が紫色になり意識がもうろうとしてきます。
一般に、体温が42度を超えると細胞への酸素供給の効率が下り、多臓器不全となって取り返しのつかないことになります。
ということで、暑くなるこの時期から室内や室外での熱中症対策をしましょう🌻