あいあいペットクリニックのブログ

川崎市幸区にある動物病院です。開院して20周年になります。お電話は0445879557まで。

わんちゃんの心臓病

こんにちわ。

 GWの病院は予防接種や健康診断を受けるわんちゃんねこちゃんでいっぱい🐾

 お待たせするのは申し訳ないので、どうかLINE又は電話にて事前にご連絡してからお越しくださいませ😌

 

病院にやってきたわんちゃんの心臓に聴診器を当てると、偶然に心雑音が見つかることがあります。

飼い主さんに話を聞くと、そういえば最近運動しないをする等の症状がある子もいれば、症状がなく普段通りに見える子もいます。

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わんちゃんの心臓病で最も多い僧帽弁閉鎖不全症は、心臓にあるが加齢により閉まりにくくなり、血液が全身へ行かずに逆流してしまいます。

逆流した血液は心臓や肺静脈に留まってしまいます。

この状態が長く続くと、心臓が機能せずうっ血性心不全となり、肺に水が溜まって呼吸困難となり危険な状態になります。

 

聴診器から聞こえる心雑音は血液の逆流する音で、レントゲン検査では血液が溜まることによる心拡大や肺水腫、エコー検査では心拡大や血液の逆流がわかります。

また、最近では特殊な血液検査で心臓のうっ血の程度が予測できたりもします。

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 診断がついたら治療を開始しますが、この病気は完治させることはできません。

 を飲んでもらうのは治すためではなく、血圧を下げたり心臓の収縮力を上げることで、病態の進行をゆっくりにするためです。

投薬開始後は、呼吸数や副作用等のチェック を定期的に行っていきます。

 

心臓病は早い段階からの治療の開始がとても大切です。

症状がなくてもすでに病気は進行していることもあるので、病院で定期的に診てもらうことをおすすめします⭐︎

ねこちゃんの慢性腎臓病

こんにちわ。

なんと、高齢のねこちゃんの3分の1が慢性腎臓病になるといわれています👀

 

多飲、多尿、頻尿、体重減少、食欲減少、吐く などなど

血液検査で腎機能関連の項目値が高かったねこちゃんにみられる症状です。

腎臓病は早期に治療を始めることが長生きする秘訣☝ということで、さっそく腎臓の療法食に切り替えます。

当院はこだわのあるねこちゃん達のために療法食を豊富に取り揃えております。

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療法食となると始めは気に入らないかもしれませんが、辛抱強く与えて渋々でも食べてもらわなければなりません。

まずどれか1種類を試してみて、どうしても食べない場合には、次の種類に切り替えるようにしましょう。

食べないからといって療法食以外のフードをあげてはいけません。

この療法食を続けていけるかどうかが腎臓病の治療にとても大切なことです。

 

それから脱水や貧血のないねこちゃんに対して、セミントラという薬を処方することがあります。

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腎臓はネフロン組織の集まりからなりますが、腎臓病になると、このネフロンの一部が喪失してしまうため、残りのネフロンに負担をかけ、そのことがさらなる悪化を招きます。

セミントラは負担をかける経路を遮断することで、残ったネフロンを保護します。

 嗜好性もあり液体ですからねこちゃんも飲みやすくて好評です。

セミントラ以外にも、リン吸着剤、毒素吸着剤等を必要に応じて処方します。

 

ねこちゃんと一緒に頑張りましょう🐱

わんちゃんの特発性てんかん

こんにちわ。

大型連休は雨みたいですね🌀

 

特発性てんかんをもつわんちゃんの中には、天候や気圧の変化がある時に発作を起こしやすい子もいます。

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てんかんは大脳から放電が起こることによるてんかん発作を繰り返す病気で、特発性てんかんは脳に器質的病変がない原因不明のてんかんです。

 特発性てんかんの治療は抗てんかん薬を生涯服用することで、7割のわんちゃんはコントロールしていくことができます。

薬の効果は個体差があるため、定期的に発作の状況や副作用を確認しながら、薬の種類や量を調整していきます。

 

 

てんかん発作が起こる前のわんちゃんは寝ているか不安そうにしています。

発作時間は多くても1-2分程度で、突然意識を失ってけいれんしたり、おしっこをもらしたりヨダレをだしたり、不可解な行動をとったりします。

発作後はもうろうとしていることもあれば、けろっとしていることもあります。

 

 

てんかん発作はわんちゃん自身の消耗や飼い主さんに精神的ストレスを与えます。

放っておくと発作の頻度や重篤度は増し、5分以上続いたり連続して起きる重積発作にまでなってしまうと、脳損傷が起こるなど命に関わります。

おかしいなと感じたら早めに受診するようにしましょう❗️

ノミ、マダニの話

こんにちわ。

平成も残り1週間ですね。。。

 

今回はフィラリアに続いて、ノミとマダニの話をします。

 草むらは要注意ですね。

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ノミは気温13度以上で繁殖率が高まり、7月にピークを迎えます。

ノミに刺されたわんちゃんやねこちゃんは激しい痒み以外にも、細菌の二次感染や貧血が起こったり、ノミの唾液に反応してアレルギー状態となり重症化することがあります。

また、ノミが媒介することで感染する病気もあり、便から米粒様の虫体がでてくる瓜実条虫症、貧血を起こす猫ヘモバルトネラ症、人への発症がある猫ひっかき病などがあります。

 

 

マダニのピークは、成ダニの多い梅雨時期、幼ダニ・若ダニの多い秋の2回です。

マダニは吸血により皮膚病や貧血を起こしますが、もっと恐ろしいのは、マダニの媒介でわんちゃんや人に命に関わる感染症を引き起こす危険があることです。

バベシア症はわんちゃんの赤血球を壊して重度の貧血を起こす病気です。

また、人で近年問題となっているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、2013年に初めて死亡例が出てから感染者数は増加傾向にあり、去年までの6年間で396症例の人への感染が報告され、うち65人が亡くなっているそうです。

SFTSウイルスはねこちゃんやわんちゃんからも人に感染するといわれており、ねこちゃんに噛まれてSFTSを発症して亡くなったという事例もありました。

  

 

ということで、当院では5月から11月までの予防をオススメしております。 

予防はわんちゃんやねこちゃんの為だけではありません。

まだの方は是非この機会に✨

はる

こんにちわ。

急に暖かくなり、春というよりもう初夏ですね。

この時期予防注射等で病院も忙しく、あっという間の春でした。

 

ということで、春が大好き事務長のはるちゃんです🎵

 

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シンガプーラです✨

 

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院長メロメロです💕

 

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デンタルケア

こんにちわ。

飼い主さんがよく気にされてることの1つがペットの口臭です。 

口の中をみてみると、確かに歯石がついていたり歯肉炎になっていたり...

そういったわんちゃんねこちゃんにおすすめしているのがこちら↓

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プロバイオ・サイエンスという善玉菌サプリメントです✨

 口臭や歯のヌメリがなくなるのが早い段階で実感できます。

ひと粒を水で溶かして舐めさせるだけなので歯ブラシが苦手な子にもお使い頂けます。

 

 歯肉炎や口臭は歯垢に含まれている病原菌が原因ですが、善玉菌で口腔内環境を整えて歯垢を付きにくくすることで防止できます。

歯垢から歯石になってしまうと除去するのに麻酔をかける必要がありますし、歯肉炎から重度の歯周病になるともとの正常な状態に戻すことはできません。

口臭が気になり出したり、歯肉炎になった早い段階での治療が大切です。

 

 

また、口は体内に雑菌やウイルスなどの侵入する入り口であり、体の不調による影響を受けやすくなっています。

さらに、歯周病から心臓や腎臓・肝臓の病気になる可能性もあるといわれています。

そこで、口腔内でも善玉菌を増やし、体の免疫低下に繋がらないための耐性をつくっていくことで、歯周病の進行を防いで健康維持に繋がります。

 

 

プロバイオ・サイエンスでおくちスッキリしましょう✌

フィラリア予防薬

こんにちわ。

最近ようやく春らしくぽかぽかしてきましたね☀️

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春といえばフィラリア予防の季節です。

フィラリアは蚊が媒介する寄生虫です。

が吸血することで浸入したフィラリア幼虫は、3ヶ月程かけて肺動脈や心臓に移動し、成虫になります。

成虫が詰まってしまうと肺高血圧心臓病に進行することもあり、成虫を駆除するのもリスクを伴いますので、成虫になる前に駆除しなければなりません。

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当院おすすめのわんちゃん予防薬ネクスガード・スペクトラです🎵

こちらはフィラリア幼虫の駆除だけでなく、ノミ・マダニやお腹の中の寄生虫の感染も予防してくれるオールインワンタイプです。

牛肉風味ですが大豆由来なので牛肉アレルギーでも美味しく食べられます。

関東では4月から11月頃まで蚊がみられるといわれているので、蚊の出現から1カ月後の5月から蚊がいなくなった翌月の12月まで飲ませましょう。

当院では、ネクスガード・スペクトラを7カ月分まとめて購入していただいた方には、もれなく1カ月分のフィラリア予防薬のサービスと、オリジナルバッグを贈呈しています。

この機会に是非ご検討を🐶

 

※前年のフィラリア予防が不安なわんちゃんには、フィラリア感染をしていないかの検査をさせていただきます。春の健康診断キットにも含まれているので、健康診断と予防薬のセットがおすすめです⭐️