こんにちわ。
平成も残り1週間ですね。。。
今回はフィラリアに続いて、ノミとマダニの話をします。
草むらは要注意ですね。
ノミは気温13度以上で繁殖率が高まり、7月にピークを迎えます。
ノミに刺されたわんちゃんやねこちゃんは激しい痒み以外にも、細菌の二次感染や貧血が起こったり、ノミの唾液に反応してアレルギー状態となり重症化することがあります。
また、ノミが媒介することで感染する病気もあり、便から米粒様の虫体がでてくる瓜実条虫症、貧血を起こす猫ヘモバルトネラ症、人への発症がある猫ひっかき病などがあります。
マダニのピークは、成ダニの多い梅雨時期、幼ダニ・若ダニの多い秋の2回です。
マダニは吸血により皮膚病や貧血を起こしますが、もっと恐ろしいのは、マダニの媒介でわんちゃんや人に命に関わる感染症を引き起こす危険があることです。
バベシア症はわんちゃんの赤血球を壊して重度の貧血を起こす病気です。
また、人で近年問題となっているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、2013年に初めて死亡例が出てから感染者数は増加傾向にあり、去年までの6年間で396症例の人への感染が報告され、うち65人が亡くなっているそうです。
SFTSウイルスはねこちゃんやわんちゃんからも人に感染するといわれており、ねこちゃんに噛まれてSFTSを発症して亡くなったという事例もありました。
ということで、当院では5月から11月までの予防をオススメしております。
予防はわんちゃんやねこちゃんの為だけではありません。
まだの方は是非この機会に✨