こんにちわ。
GWの病院は予防接種や健康診断を受けるわんちゃんねこちゃんでいっぱい🐾
お待たせするのは申し訳ないので、どうかLINE又は電話にて事前にご連絡してからお越しくださいませ😌
病院にやってきたわんちゃんの心臓に聴診器を当てると、偶然に心雑音が見つかることがあります。
飼い主さんに話を聞くと、そういえば最近運動しない、咳をする等の症状がある子もいれば、症状がなく普段通りに見える子もいます。
わんちゃんの心臓病で最も多い僧帽弁閉鎖不全症は、心臓にある弁が加齢により閉まりにくくなり、血液が全身へ行かずに逆流してしまいます。
逆流した血液は心臓や肺静脈に留まってしまいます。
この状態が長く続くと、心臓が機能せずうっ血性心不全となり、肺に水が溜まって呼吸困難となり危険な状態になります。
聴診器から聞こえる心雑音は血液の逆流する音で、レントゲン検査では血液が溜まることによる心拡大や肺水腫、エコー検査では心拡大や血液の逆流がわかります。
また、最近では特殊な血液検査で心臓のうっ血の程度が予測できたりもします。
診断がついたら治療を開始しますが、この病気は完治させることはできません。
薬を飲んでもらうのは治すためではなく、血圧を下げたり心臓の収縮力を上げることで、病態の進行をゆっくりにするためです。
投薬開始後は、呼吸数や副作用等のチェック を定期的に行っていきます。
心臓病は早い段階からの治療の開始がとても大切です。
症状がなくてもすでに病気は進行していることもあるので、病院で定期的に診てもらうことをおすすめします⭐︎