あいあいペットクリニックのブログ

川崎市幸区にある動物病院です。開院して20周年になります。お電話は0445879557まで。

下痢の治療

こんにちわ。

今日はひどい天気でした🌀

  

たいていのわんちゃんねこちゃんは、一度は下痢で病院を受診されたことがあると思います。

下痢や嘔吐は有害なものを外へ排出するための重要な免疫反応ですが、体には大きな負担がかかります。

下痢の治療は、その免疫反応を妨害するのではなく補助を行い、原因を取り除いて下痢という反応を生じさせずに済むようにします。

 

当院で処方している療法食やお薬について一部紹介します。

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こちらは腸に負担をかけない消化性や栄養性、食物繊維含有量の高いフードです。

なかでもBLUEの療法食は、高品質な原材料と高い栄養価でリピーターも多く、特におすすめです✨

他にも膵炎や高脂血症があれば低脂肪食、慢性腸疾患やアレルギー体質の子には低蛋白食を処方したりします。

 

薬は整腸剤と下痢止めです。

整腸剤は、良い働きをする生菌を直接取り入れることで腸内細菌のバランスをもとに戻します。

その他、整腸剤によってはそういった有用菌の増殖を促す食物繊維や、消化を助ける酵素が含まれています。

下痢止めは、腸粘膜の保護の他、腸管運動亢進や有害細菌増殖を抑える働きをします。

 

たいていの下痢は整腸剤や下痢止め、療法食で短期間のうちに治りますが、それでも治りにくい場合はより詳しい検査が必要になります。

 

便の中に寄生虫や病原菌がいれば駆虫薬や抗生剤を処方します。

下痢で受診される場合は、少量の便をラップかビニールに包んでご持参ください⭐️

予防

みなさんは、ご自分の飼われているわんちゃんねこちゃんの年齢が、人間だと何歳くらいかご存知ですか?

わんちゃんねこちゃんの歳をとるスピードは、人と比べるととても早いものです。

いつまでも子どものように思えても、確実に歳を重ねています。

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以前は動物病院といえば具合が悪くなった時に連れて行くところというイメージでしたが、近年では治療以外にも、現在の健康状態を確認し、病気の予防をしていく場所だという予防医療の考えがだいぶ広まってきたように感じます。

当院はTeam HOPEに加入しており、全国の獣医師とチームとなって、わんちゃんねこちゃんとその家族が1日でも長く、今の楽しい毎日が続けられるよう、予防医療の大切さを発信しています。

わんちゃんねこちゃんが病気になる前に、健康だからこそ、予防をはじめましょう。

大切なわんちゃんねこちゃんの成長と健やかな毎日を、一緒に見守っていきましょう🍀

熱中症

こんにちわ。

明日は今年イチの暑さだそうで、だんだんと夏になってきましたね。

当院に通っている調子の悪いわんちゃん達も、一緒に夏を迎えられますように🎐

 

動物病院では5月から熱中症は増え始めます。

ペットの体が暑さに慣れていなかったり、ご家族がまだ大丈夫だろうと油断してしまったりするためです。

体高の低いわんちゃんにとって、特にアスファルトでは人よりもずっと温度が高く感じられます。

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わんちゃんやねこちゃんは足の裏にしか汗腺がないため、呼吸でしか熱を放出することができません。

短頭種をはじめ、高齢犬や大型犬、肥満や心臓病のわんちゃんは特に注意です。

わんちゃんは体温が上昇すると、パンティングという浅く速い開口呼吸をして自らの体温調節をします。

この体温調節が追いつかなくなると、パンティングに加えて息苦しい様子があり、やがてチアノーゼで舌が紫色になり意識がもうろうとしてきます。

一般に、体温が42度を超えると細胞への酸素供給の効率が下り、多臓器不全となって取り返しのつかないことになります。

 

ということで、暑くなるこの時期から室内や室外での熱中症対策をしましょう🌻

ねこづくし

こんにちわ。

 今日から病院は通常通り診療致します。

よろしくお願いします🎏

 

さて、我らが院長が、岩合光昭さんの写真展「ねこづくし」に昨日行ってきたそうですよ🚶🏻

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 岩合光昭さんといえばNHKの世界ネコ歩きで有名ですよね。

 

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日本国中のねこちゃんがかわいかったそうですよ🐈🐈🐈

 

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いい写真ですね〜✨

 

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楽しそうでよかったです🎵

私も行きたかったなぁ〜

誤食

こんにちわ。

家にいるとついつい食べ過ぎちゃいますね、いけないいけない💦🏊

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家族や友人などの集まりが増える時期になると、良かれと思ってあげてしまったのか勝手に食べてしまったのか、人の食べ物を誤食して体調を崩すわんちゃんやねこちゃんが多いです。

当院でも色々な誤食物がありました。

チョコレート、キシリトールガム、リンゴ、包装紙、シーツ、ユリ、タバコ...

早期に催吐処置をしたり、リンゴの丸飲み等は麻酔をかけて内視鏡で取り出しました。

 

食事中にねこちゃんがテーブルに乗ってニャーと鳴いてたら、ついついあげちゃいたくなりますよね😅

人の食べ物に慣れてしまうと、塩分・糖分の摂り過ぎやタンパク質等の栄養不足になることがあり、やっぱりねこちゃんわんちゃんにとってはよくないです。

おやつをもらってる子は健康診断の検査値でも異常が出ることが多い気がします。

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また、わんちゃんやねこちゃんにとっては命取りになる食べ物もあります。

ネギニラ🌱は赤血球を破壊して貧血を起こしますよね。

5kgのわんちゃんなら100gのタマネギの4分の1程で中毒となるそうです。

チョコ🍫に含まれるテオブロミンは大脳や呼吸の興奮作用があります。

50gの板チョコを4枚食べると中毒になるそうで、高カカオだとさらに注意です。

ブドウレーズン🍇は少量でも腎不全を引き起こします。

キシリトール🍓低血糖や肝不全を引き起こします。

その他、ナッツ、アボカド、牛乳、魚介類、刺激物などお腹をこわす食べ物はたくさんあるんですね。

 

 

誤食してから2時間以内であれば病院で吐かせる処置を行うことができます。

何ともなさそうだし少し様子をみようとしていると、結局はわんちゃん達により負担をかけさせてしまう恐れがあります。

中毒を起こす量も個体差がありそれぞれですから、大丈夫だろうと自己判断せずに、まずは病院にご連絡ください📞

狂犬病

こんにちわ。

GW後半は良い天気だそうですね☀️

北海道では桜がまだまだキレイに咲いているそうです。

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春は狂犬病接種の時期でもあります🐶

他の予防のなかでも狂犬病は特に飼い主さんの意識が高い気がします。

  

狂犬病は、人を含むすべての哺乳類が感染する病気です。

治療法はなく、発症すると痙攣や呼吸困難、麻痺などの神経症状を示し、ほぼ100%死亡します。

狂犬病を発症している動物に噛まれたり、傷口を舐められたりするだけでも感染する可能性があります。

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狂犬病予防法で生後90日を超えたすべてのわんちゃんは、登録と予防接種が義務付けられています。

国内で感染が最後に確認されたのは60年近くも前のことで、当時は登録したわんちゃんの接種率は99%でしたが、狂犬病自体が身近な感染症でなくなって危機意識が薄れてしまい、現在では70%にまで下がっているそうです↘️

 

世界では毎年5万人以上が発症しており、このまま狂犬病の国内侵入を完全に防ぐことは難しいかもしれません。

しかしながら万が一侵入したとしても、7割以上の犬が狂犬病の免疫を持っていれば、ウイルスの蔓延を防止できるといわれています。

 

 

ワクチン接種率の低下により、感染拡大の危険が指摘されています。

わんちゃんや飼い主さん、社会のためにも毎年の狂犬病予防接種が大切ですね。

⚠️わんちゃんの体調が悪かったり持病がある場合等には、接種を控えさせていただくことがあります

 

当院では狂犬病予防接種に来られたわんちゃんに対し、体脂肪の測定無料で行っております。

登録等の手続きも承りますので、役所の書類を持参して来院ください⭐︎